年代物PCもOSをLinuxに変えれば、まだまだ現役。 そのLinux環境で、WindowsアプリJW_CADの外部変形プログラムを作ってみました。 いくつかをWindows用にして、戯れ言に紛れ込ませて並べています。 消滅してた旧サイトも復元させました。今では役に立ちませんが、有志の支援で出来たソフトもあり、 メモリアル・サイトとして残しておきます。 Snap_Kin

たんだす・まな?

脳味噌のリハビリで作った
プログラムです。
こうゆう産物にも、
草や虫にも似た「命」
を感じてしまうのは
歳のせいかも。
閉じ込めたままじゃ
・・・と
ドアを半開きにする。

JWW”=JW_CAD for Windows
Windows用CADソフト。優れた機能と独自の操作性でDOS版の時代から広く支持され、 日本のCADユーザーにとって必須ソフトとなっている。 作者はJiroさんとYoshifumiさんでフリーウェアとして公開されている。

外部変形プログラム”=外変[略]
JWWには「外部変形」という拡張機能があり、ユーザーのアイディアで様々な付加効果や操作短縮などが実現できる。 「外部変形」の実行にはあらゆるプログラミング言語が許されることから、AWKやRubyなど様々な言語を使用した外部変形プログラムが作成され、また公開されている。

Snap_Kin”=Snap + Kin[造語]
パソコン通信(Nifty)時代に使ったハンドル名。 CAD用語のSnapから作った「スナップ野郎」みたいな名前。
___(^^;
ムーミン谷で有名なスナフキン(snufkin)とは一文字違いの別な生物です。

Snap_Kin の外部変形プログラム for Jww

一度消えてしまったサイトですが、、、

復活というより、私のリハビリが主目的です。

16年間のブランク

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JW_CADの外部変形プログラムを作ってはHPで公開してたのは16年も前のこと。

一昔どころではない。あの頃のメインOSは、なんとWindows2000だった。

もともと自分の図面描きのためにJW_CADを使いこなすのが目的で、見よう見まねで 始めたソフト開発だった。普段使ってた筋肉や脳味噌とは違う所を刺激されて、 面白かった。

パソコン通信で貴重な体験をした・・・なんて昔話が通じる人は近くにいない。

あれから16年間ずっとプログラミングなどとは無縁の世界にいたことになる。

家族がなくなり、図面描きをしなくなり、CADもソフト開発も不要となった。

さらに3・11で終の棲家や友をうしない、住み慣れた街も捨てた。

生き続けていると、いろんなことがあるものだ。

家族がまたできて、まったく想定外の街に住んでいる。

そして、相変わらず彷徨ったりもしている。

まだあきらめずに終の棲家探しか、それが本気かも分からない。

ここも中途半端で終わるかもしれない。

G_pen (Gペン:外変ペン)

ドロー(描画)ソフトのペン(筆)のような線を描く。 Gペンの種類は、丸・角・平ペンが選べます。

開発言語:gcc on Linux   コンパイル:MinGW on Winows7

動作確認:JWW Version 7.11 on Windows7 and Linux+Wine-1.7.27

g_pen_mkh.zip

39,903 byte

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[機能・操作]

JWWの<外部変形>から起動バッチ・ファイル<G_pen_***.BAT>を選ぶと、 すぐに始点と終点のクリックを求められます。 2点間を結び、ドロー・ペンで描いたような図形を出力します。 始点と終点でのペン幅をそれぞれ設定できるので、先細・先太線を描けます。 Gペンは丸・角・平の3種のペン先を選べます。 アウトライン(輪郭線)だけのペン線とソリッド色でベタ塗りしたペン線(図形)と、両方(輪郭+ベタ)とも出力することができます。 (アウトラインの場合は、JWWの書込み線種・線色となります。) この外変を繰り返すように初期設定してるので、連続線が描けます。

[設定・拡張]

Gペンで連続線を描けるように外変のメニュー窓を作ってません。 その代わり利用するペンの種類だけ起動バッチ・ファイルを複数個作っておく準備が必要です。 起動バッチ・ファイルをメモ帳などで編集します。 あらかじめ数種類のペン種のテンプレートを仕込んであるので、それを好きにアレンジしてください。 まず行頭にある「rem」を削除・追加して、一行だけのペン種を有効にします。 その有効にした行中の実行ファイル<G_PEN_MKH.EXE>の後にオプションを追加することで、 様々なペン種を独自に作れます。オプションは下記のようになります。

/M? (/M1?/M3) /M1:平ペン /M2:丸ペン /M3:角ペン /S?? (/S1?/S99) 始点のペン太さ(図寸法で指定したい半径の10倍ミリ数値。例.8mmΦなら/S40) /E?? (/E1?/E99) 終点のペン太さ(図寸法で指定したい半径の10倍ミリ数値。例.4mmΦなら/E20) /L? (/L1?/L3) /L1:輪郭線 /L2:ソリッド色 /L3:輪郭線+ソリッド色 /R??? (/R0?/R255) ソリッド色の赤・要素(10進数表記) /G??? (/G0?/G255) ソリッド色の緑・要素(10進数表記) /B??? (/B0?/B255) ソリッド色の青・要素(10進数表記) 例. 黒: /R0 /G0 /B0 赤: /R255 /G0 /B0 緑: /R0 /G128 /B0 黄色: /R255 /G255 /B0 紫: /R238 /G130 /B238 白: /R255 /G255 /B255

設定したペン種が判別できるように、起動バッチ・ファイルの先頭行を書き換え、 ファイル名も変更するといいです。 このままで自由角度の線を描けますが、もし角度が15度毎のペン線を求めるなら、 起動バッチ内の「REM #1-」行を「REM #1/」に一文字書き換えると、 初期設定が15度ごとに仮線表示されます。 また仮線表示は、どのペン種でも標準クロック・メニューの左AM1時で15度毎の角度と自由角度とが切り替わります。 サンプル・ペン種の中に一つだけ外変メニューが出る起動バッチがあります。 <G_pen_FREE.BAT>これを使用すれば任意のGペンができます。 ただしアウトライン出力となるので、ベタ塗りするにはJWWの「多角形」コマンドからのソリッド作図をしてください。

そんな日々が続いていたのに

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突然CADが必要になった。

WindowsXPサポート切れで、パソコンはLinuxが代わりに動いている。 Windows無しでずっとやってきた。 もちろんパソコンも、あの頃のレトロ・マシンのままだ。 普通のオジさん程度にしかパソコンの用途が無く、 Linuxは十分過ぎるほどWindowsの代役を果たしている。

LinuxではWineというソフトを使うとWindowsのソフトも利用できるが、全てではない。 試しにJW_CADをインストールしてみたら、動いた。

久しぶりになつかしい画面を見た。 この長い間も変わらずにバージョン・アップし続け進化したJW_CADは、 あたりまえだけれど昔版とは別物で、 いきなりジェット機の操縦席に座らされた素人みたいというか、 簡単なCAD操作すらできない浦島太郎な自分をみつけてしまった。 脳味噌が完全にダメになってる。

楕円の焦点

楕円の中に焦点を描き足す。 CADでは内接とか3点指示とかで難解な図形を簡単に描けるけど、現場で原寸出すのに困るのはよくある話。

開発言語:gcc on Linux   コンパイル:MinGW on Winows7

動作確認:JWW Version 7.11 on Windows7 and Linux+Wine-1.7.27

ellipse1.zip

33,714 byte

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[機能・操作]

JWWの<外部変形>から起動バッチ・ファイル<ELLIPSE1.BAT>を選び、 一個の楕円のどこかをクリックするだけ。 楕円の長辺上に2つの焦点を描き足し、「2つ焦点に糸を結んで鉛筆でなぞると・・・」と 習ったような線を描きます。 また軸角が不明な楕円あるいは楕円弧から短辺や長辺を求めるにも使えそう。

[設定・拡張]

オプションを選べるような外変のメニュー窓は出ません。 起動バッチ・ファイルをメモ帳などで編集すれば自分用にカスタマイズできます。 オプションは下記のようになります。

/A? (/A1?/A9) 焦点の色 /B? (/B1?/B9) 焦点と楕円周上点とを結ぶ2線の線色 /C? (/C1?/C9) 書き込み文字種

脳リハビリ開始

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そのショックがキッカケで、脳味噌のリハビリを決意した。

それがどうして外部変形プログラム作りに向いたのかは、、、答えに困る。 まぁ、飛躍だ。ともかく始めた。

16年間のブランクは大きくて、初歩的なことにつまずいてばかりで容易ではない。

すでにJW_CADの機能に実装されてるとか、 もっといい外変が公開されてるとか、まったく無視して、 ここの外部変形プログラムは脳味噌のリハビリでの「産物」ってことを 前書きにしたい訳だ。

実用性は・・・たぶん少ない。私がもう図面描き屋ではないからだ。

「望んで生れてきたんじゃない」とスネる子供みたいに、 産物(外変プログラム)の声が聞こえる。

難産だったとも知らずに。。。「たんだす・まな?」「たんだす・まな?」

掃き溜めにほったらかしにされちゃ、産物の小さな命も生まれた足跡ひとつ残せない。

「たんだす・まな?」は、そんなところから湧いて出てきた。

寸法3クリック

2点間の寸法を3クリック操作で記入する。
勾配有りとか部分寸法を想定して、簡単に寸法記入できるようにした。

開発言語:gcc on Linux   コンパイル:MinGW on Winows7

動作確認:JWW Version 7.11 on Windows7 and Linux+Wine-1.7.27

sunpou3.zip

34,762 byte

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[機能・操作]

JWWの<外部変形>から起動バッチ・ファイル<SUNPOU3.BAT>を選び、 まず測定する2点をクリックする。3クリック目は寸法値を記入する位置を指示します。 その3クリック目の指示が測定線に近い場合は線上に寸法値を、ある程度離れてる場合には 引出し線付きで寸法値を記入します。勾配がある場合には内と外どちら向きでも 逆さ数字にならにように寸法値を記入します。

[設定・拡張]

オプションを選べるような外変のメニュー窓は出ません。 起動バッチ・ファイルをメモ帳などで編集すれば自分用にカスタマイズできます。 オプションは下記のようになります。

/A? (/A1?/A9) 引出し線と点の色 /B? (/B0?/B2) 小数点以下のケタ数 0--2 /C? (/C1?/C9) 寸法値の文字種

廻り道

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実は、、、すぐに脳味噌のリハビリを決意した訳じゃない。

半日ぐらい触れば簡単な図面くらいなら描けるはずだ。かつては片手のマウス操作だけで AUTOモードとユーザー・メニューと自作の外変使いで、頭で描いたのを瞬時に図面にしてた 早描き野郎じゃないかと。

しかし、最新版のJW_CADの前では、まったくのCAD初心者みたいにオロオロするばかりだった。

私の長いブランクに対してJiroさん達のJW_CADの進化は、 それぞれ反対向きに歩いてたようなもの。 じゃ、振り向いて猛ダッシュで駆けて行けば追いつけるだろう・・・ との発想は正直なところ無かった。 今は実生活でも「走る」など有り得ない。くたびれた肉体のせいで発想も似てしまうのだろう。

じゃ、もっと昔に戻ればいい・・・と考えてしまったのだ。

今すぐCADで図面を描きたいのなら、慣れないWindows版よりも昔のDOS版で十分だ。 そうだ!DOS版ならスイスイ描けるはずだ・・・と、そっちの方を向いてしまったのだ。

ネット検索すると、USBメモリにDOSのOSとアプリを入れて持ち歩き、どこのパソコンでも DOSが使えるように出来るとある。

ソリッド・バルーン

ソリッド利用で着色したバルーン。
10色のバルーンと、3種の引出し線と、半角と全角の英数字がセットされている。

開発言語:gcc on Linux   コンパイル:MinGW on Winows7

動作確認:JWW Version 7.11 on Windows7 and Linux+Wine-1.7.27

balloons1.zip

35,537 byte

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[機能・操作]

JWWの<外部変形>から起動バッチ・ファイル<BalloonS1.BAT>を選び、 最初にバルーンの位置をクリックします。2番目のクリックは引出し線の先を指示します。 2つのクリック点が離れていないと判断したら引出し線は無しになります。 挿入される文字やソリッドの色は外変のメニュー窓が出るので、その中から選択します。 ソリッドの色指示の際にプリセット色を選ばず、 作図枠内をクリックすると色・無指定となり、黒で描画します。

[設定・拡張]

挿入文字と色以外の選択オプションは外変のメニュー窓には出ません。 作図の傾向が偏ってしまうだろうから余分な選択を省いてあります。 起動バッチ・ファイルをメモ帳などで編集してカスタマイズしてください。 起動バッチ・ファイルには数種のパターンがテンプレートとして仕込んであります。 実行ファイル<BALLOONS1.EXE>がある行の行頭にある「rem 」を消すと有効になります。 必ず一行だけ有効にしてください。オプションは下記のようになります。

/H? (/H0?/H1) 半角・全角文字の選択 /H0 : 半角 /H1: 全角 /P? (/P0?/P1) 引出し線の先端の点 /P0 : 無し /P1: 点あり /Y? (/Y0?/Y1) 引出し線の先端の矢 /Y0 : 無し /Y1: 矢あり /D? (/D0?/D9) 挿入文字の微調整(文字がバルーン中心からずれる場合の調整値)

DOS回帰

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昔のフロッピー・ディスクも何も無いところから始めて、 何日か要したけれど、USBメモリにDOS環境を構築することが出来た。

PCDOSもMS-DOSも、レトロ・パソコンでは快適に動いた。

config.sysやEMSメモリの設定などで苦戦したものの、 懐かしいDOSのアプリ達と対面することができた。

SHROOMというメモリを確保する海外のツールを探して来て、 JW_CADの子プロセスで・・・なんてやっていたのを思い出した。

あの頃のフリー・ソフトの作者は神に見えた。 あこがれてプログラミングのまねごとをタダで入手出来る開発ソフトを使って始めた訳だ。

それはそうとクレオソート、肝心のDOS版JW_CADも昔のように動かせない。

いちいちヘルプを見ないと初歩的な操作も分からない。 完成図面は責任上保存してあるものの、当時構築した関連ソフトやツールは、 全くHDDに残っていない。そうだ、まず環境構築が近道だ。

何十年も昔に戻って、楽しいDOS回帰をした。この時点で近道どころか廻り道だとまだ気づいていない。

ゴミ線・発見

消去しきれなかった線の断片(ゴミ線)の有無を調べます。 指定範囲内をスキャンして、設定した長さより短い線上にマーキングします。

開発言語:gcc on Linux   コンパイル:MinGW on Winows7

動作確認:JWW Version 7.11 on Windows7 and Linux+Wine-1.7.27

find_dust.zip

35,618 byte

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[機能・操作]

JWWの<外部変形>から起動バッチ・ファイル<FIND_DUST.BAT>を選び、 調べたい範囲を指定します。 外変のメニュー窓が出るので、ゴミ線と判定させたい限界値を入力します。 限界値の指定には2通りあり、図寸で指定なら1mm以下とか、原寸で指定なら実際に有り得ない 部材寸法の長さ(縮尺を考慮しないで)とかで入力します。 JW_CADは曲線を微小線の集合として処理してるので、範囲内の曲線を除いた直線と、 円・円弧とをスキャンして結果を図面の端に表示します。 判定結果を上書きするので、書き込みレイヤを空いているレイヤに変えてから、 外変を起動するといいでしょう。

[設定・拡張]

初期設定では、曲線以外に寸法属性とハッチ属性も無視するようにしてます。 これらの設定をカスタマイズするには起動バッチ中のオプションを書き換えてください。 オプションは下記のようになります。

/H? (/H0?/H1) ハッチ属性 /H0 : ハッチ線もゴミ検索 /H1: 無視する /S? (/S0?/S1) 寸法属性 /S0 : 寸法線もゴミ検索 /S1: 無視する /A? (/A1?/A9) マーク円の直径 図寸(mm)

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